方正株式会社

      擁    抱    変    化        持    続    創    新

中国の顔認証決済事例(武漢特派員レポート4)【連載再開】

21.03.11

#特派員レポート

中国武漢AIチームに赴任中のY.Oによる「武漢特派員レポート」をこのたび連載再開いたしました。
今回は、中国の顔認証決済についてお届けします。

 

さらに基礎技術が進歩し、1:n のnが大きくても高精度を維持できるようになったおかげで、ついに顔認証決済サービスがスタートし、決済にスマホすら不要な時代が到来した。
サービス利用状況を見ていると、誤認識を見たことや聞いたことはなく、うまく識別できている模様だ。
中国人全員(14億人)がサービスを利用してはいないにしろ、数億人単位のDBから個人特定できるのは、人間より遥かにすごい。
すでにさまざまな場面で活用されており、下記に例をいくつか挙げる

 

1.地下鉄

地下鉄では、顔を改札に設置されたカメラに向けるだけで、個人特定をした上で乗車駅降車駅が記録され、降車後瞬時にその人の口座から引き落とされる。

顔認証決済端末_地下鉄

 

 

2.ファストフード店

ファストフード店では、注文タッチパネルにカメラがついており、注文後顔認証決済を選ぶと、個人が特定され、瞬時にその人の口座から引き落とされる。

顔認証決済端末_ファストフード店

 

 

3.自動販売機

自動販売機では、先に顔認証で個人を特定することで鍵が開く仕組みで、商品を取ると商品が識別され、扉を閉めると瞬時にその人の口座から引き落とされる。

顔認証決済端末_自動販売機

 

 

4.スーパーマーケット

スーパーマーケットのほかにも、コンビニ等多くの場所で顔認証決済が導入されている。

 

顔認証決済端末_スーパーマーケット

 

 

中国の身分証と連動し顔認証で決済ができる仕組みで、外国人である私は身分証がないのでサービスは使えず残念だ。
法律面においても技術面においても環境面(失敗に対し寛容ではない)においても、日本での導入はまだまだ難しいであろう。

 

Y.O 略歴 2016年 名古屋大学多元数理科学研究科修士課程修了。大手メーカーに勤務後、方正に入社。学生時代に北京大学留学経験もあり、入社直後に武漢子会社に赴任。現在日本向けAIの研究開発チームに所属。

 

#特派員レポート

関連リンク